-ニカラグア、次期大統領選挙に向けた統一野党の分裂が始まった: 毎度おなじみ、、、

せっかくまとまりかけていた次期大統領選野党統一候補案が早くも頓挫しました。

原因はやはりPLC(アーノルド・アレマン元大統領の政党)の離反なのでしょう。

参考記事: -ニカラグアの反オルテガ勢力は来年の大統領選挙に野党統一候補を立てることができるのか?

6月25日に野党7団体が野党連合を結成し、合意書に署名したばかりでしたが、想定内とはいえ早速、仲間割れが始まりました。

原因は自由立憲党(PLC)が野党連合に参加しながら、ダニエル・オルテガ独裁政権と独自に結んでいた協定を放棄しないことを決定したからと言われています。また、青と白の国家連合(UNAB)とAlianza Cívicaは、赤の党もダニエル・オルテガ政権との協定を維持していると非難しています。つまり、反政府とはいえ、生き残りのために、サンディニスタと手を組んでしまったために、純粋な反政府団体に戻れなくなってしまったと思われます。

現在は、サンディニスタ 対 野党連合 対 野党連合脱退組、 という複雑な構図となっています。

 

青と白の国家連合(UNAB):
«野党連合内の政党には非常に根深い問題があるので、これ以上、参加しないことにしました。状況がはっきりするまで、凍結します。»

 

Alianza Cívica代表:
«問題が解決するまでは参加しない»

野党連合は7つの組織により構成されています: 3つの政党PLC、Yatama、PRD; そして4つの団体Movimiento Campesino、FDN、UNAB、Alianza Cívicaです。特に、UNABとAlianza Cívicaには、実業家、生産者、青年連合、フェミニスト、先住民族、医師、教師など独裁者に抵抗している様々なグループが含まれていて、さすがに一枚岩とは言えないのです。

 

Alianza Cívica代表:
«オルテガ政権と協定を結んでいる団体が参加しているという問題を解決しないうちは組織の統合は行なえません。過去に選挙人名簿をお金で売買した人たちがいる以上、このまま進めていくわけにはいかないので»

Alianza CívicaとUNABという2つの組織が不参加を表明したことで、野党連合の統一候補選定作業は麻痺してしまった。幹部たちがミーティングを続けてはいますが、PLCが選挙改革に対して独自の意見を主張し、オルテガとの協定を破棄しない以上、全野党の統一候補を立てるのは難しくなります。

アーノルド派がオルテガとの協定を破棄しないと宣言しているので、野党連合に残るのは難しいのでしょう。

参考記事: -ニカラグア2021年大統領選挙で、野党統一候補はオルテガに勝てるのか?

 

野党連合:
«核となる人達と団体が残っているので、野党連合が消え去ることはありません野党連合は決してギャンブル的なものではなく、機能していないのもをチェックするために呼ばれ集められた社会的な組織なのですから。»

PLCがオルテガとの協定により、野党連合を裏切っている以上、PLCとどう付き合っていくかがこれからの問題となります。PLC内部にも派閥抗争があり、反アレマン派とであれば野党連合がやっていける可能性が残されています。

しばらくはPLC内の派閥抗争を見守るしかなさそうです。

https://www.laprensa.com.ni/2020/08/11/politica/2707035-coalicion-nacional-paralizada-unab-y-alianza-civica-dejan-de-participar-en-comisiones