北京のXinfadi市場で行われた検査で輸入サーモンの販売員が使っていたまな板からコロナウィルスが検出されました。
これにより中国政府は、輸入サーモンの消費によりコロナウィルスは感染するという仮説を立てました。
チリ産サーモンの輸出先(2019年): https://www.salmonchile.cl/salmon-de-chile/mercados-salmonchile/
1位: 米国(出荷量27%)
2位: 日本(23%)
3位: ブラジル(14%)
4位: ロシア(10%)
5位: 中国(7%) 約300億円
世界保健機構はサーモンとコロナウィルスの関連性は明らかではないとし、ただの“仮説”であると説明していますが、問題となった商品はすでに中国主要都市のスーパーから撤退しています。専門家はオメガ3の豊富な食料品は消費しないよう市民に呼びかけています。
ですので、この仮説がチリから中国への輸出に大きな影響を与える可能性は否定できません。
Salmón Chile社の説明:
“現在分かっていることは、ウィルスは魚の体内では増殖しないということです。バイオセキュリティ対策により養殖魚を通してウィルスが感染する可能性はあり得ない”
この件に関しては、正式に中国政府からチリ側に何らの通達も行われていないし、輸出時には厳しい検査を通過しているので、現在のところ、特に問題はなさそうですね。
Fuente: Emol.com – https://www.emol.com/noticias/Economia/2020/06/15/989183/Salmoneros-covid19-China.html