-チリでトラック運転手のストライキが発生: 全国的に高速道路がトラックで埋め尽くされ通行不能となる

トラック運転手たちが各地の高速道路を占拠して道路封鎖しチリ警察隊との睨み合いが続いています。

パンデミックにより、人々の生活がさらに苦しくなり、一部の人達が食品輸送中のトラックを襲い品物を奪い取るようになりましたが、何故か犯人が一人も捕まらずトラック運転手たちの不満が爆発しました。

例えば、今年2月には、首都サンティアゴから南のテムコへ向かう途中にあるビクトリア市でトラックが放火される事件がありました。
車内で就寝中だったトラック運転手を狙った事件でしたが、残念なことに、運転手は脱出することができず、重度のやけどを負い、その後病院で死亡しました。

https://www.biobiochile.cl/noticias/nacional/region-de-la-araucania/2020/03/04/muere-conductor-de-camion-que-quedo-con-30-de-su-cuerpo-quemado-tras-ataque-incendiario-en-victoria.shtml

この事件を受けてピニェーラ大統領は新しい法律を作成し、車両の放火への罰則を強化することを表明しました。
“もっと早くこの法律を作っておくべくだった。これにより、関係者の声明と健康を守っていけるよう気を付けていきたい”

これに対して全国貨物輸送連盟は不満を表明しています。
“我々は法律の作成を要請していたのではない。”
”我々が求めているのは、特に南部の特定の場所において、大きな損害を受けている深刻な状況を解決することです。私達は放火され、銃撃されたのです。”

“政府から受けた提案では問題の本質を解決することはできません。ですので、歩み寄るために、こちらから政府に提案を送ることにします。”

“(輸送中に)仲間のドライバーが襲われホアン・バリオスは殺されました。これは作り話ではないのです。モンセラットは拳銃で撃たれ、死にかけました。商品輸送を継続するには、多くの課題があります。”

”この問題に関しては、昨年末から政府に提案してきましたが、政府は全く何もしませんでした。

罰則を厳しくするために新しく制定される法律に関しては、以下のように述べています。
“一体この法律が何の役に立つのか? 1997年から今までの間、1300台の重機が放火され、トラック544台が焼かれたのに、犯人が一人も捕まっていないとはどういうことだ?”

“このホアン・バリオス法はいいのだが、犯罪を犯している犯人を見つけて捕まえないといけない。それなのに誰も逮捕されないので、このホアン・バリオス法に何の意味があるのか? それが問題なのです。だから、司法、行政、立法はこの法律を使えるものにするような方法を探す必要があるのです。”

トラック運転手たちの道路封鎖の動機自体は悪いようには見えませんが、高速道路を封鎖して一般のチリ国民の生活を圧迫してしまったことにより、一部の国会議員からトラック運転手たちの行動が”迷惑なものであり、テロリスト的”であると断定され、国家安全保障法の発動を求める声も上がっています。

ピニェーラ大統領がどのように事態を収拾するかに注目が集まっています。

http://www.lanacion.cl/dirigente-de-la-cntc-nosotros-no-estamos-pidiendo-ningun-proyecto-de-ley/