コロナウィルスによる死者数に関しては、例えば、ニカラグア政府の発表が99人の場合、市民団体の調査結果が2,087人になるなど、政府側データの信頼性が疑問視されていました。
Covid-19による死者が少ないのは、肺炎による死者数のほうに入れて数字を操作していたのではないかという疑惑が持ち上がっています。
過去4か月間に肺炎で死んだ人の数は2,344人登録されています。Covid-19も疑われていましたが、何故かニカラグア政府は肺炎で登録しています。
肺炎はここ3年間で死因9位だったのに、ここ4か月間(直近111日)でなんと1位になっているから驚きです。
専門家によると、この肺炎で亡くなった人達にはコロナウィルス感染の疑いがあるにもかかわらず、確認のためのウィルス検査は受けていないということです。CPR検査器が不足しているニカラグアですから無理もないです。
ダニエル・オルテガ大統領の発表では、過去111日間に2,344人が肺炎で亡くなったのに、2017年から3年間では1,891人となっています。
直近4か月で2,344人
その前の3年間で1,891人
これは明らかに情報操作していますね。
肺炎は過去3年間、ニカラグア人の死因9位でしたが、直近4か月では1位に跳ね上がっています。
やはり操作されてますね。なんたって1,141%増です。
故人の家族が、肺炎の症状を確認していない例もあり、保健省のデータによると、故人の親族や担当医がコロナによる死亡の可能性を報告していたにもかかわらず、過小に報告されていることが明らかになっています。ある専門家は”これらのケースはコロナウィルスが疑われています”と説明しています。
”検査をしていないので、コロナであるとは確認できませんが、肺炎死の増加割合が高いことから、死因登録時に利用されたのかも知れません”
結論として:
過去3年間の肺炎死のペースに合わせて計算し直した場合、直近の111日間で189人となり、
2,344人 - 189人 = 2,155なので、
市民団体の調査によるコロナ死亡者数2,087人のほうが、より現実的な数字と言えるでしょう。
どちらにしても、ニカラグア政府発表の99人は少なすぎます。