宅配が当たり前の時代に?
やはり、ニカラグアでも著しく伸びている宅配サービスが企業の生命線となっているようです。
ニカラグア中小企業評議会、レオナルド・トレス会長:
“我々は宅配サービスに転換する必要に迫られています。それは一時的なものではなく、恒久的なものであり、感染騒ぎが落ち着いた後も定着するでしょう”
コロナウィルスのパンデミックが世界経済を追い込み、ビジネスの形を変えてしまいました。別の言い方をすれば、企業や消費者に生き残る方法を強要したのでしょう。ニカラグアでは、小さな会社から大企業まで、パンデミックに飲み込まれないために、最優先の選択肢としての宅配サービスに転換しています。
宅配会社Piki Appのマーケッティング責任者セサール・ボキン:
“危機以前、去年11月に始めたばかりで、我々はあまり(宅配)マーケットに時間を取っていなかった。今回の危機で、現在好調です。以前と比べると100%から500%売り上げが伸びています”
この会社は始めたころ、3000人だった顧客が、今では1万人に増え、233%の増加率です。
宅配業界で最も急成長しているのは、やはり食品、コンビニ、スーパーマーケットのようです。
最大の問題は? やはり、住所か?
実は、ニカラグアの住宅あるいはオフィスの住所には通りの名前や番地がないのです。
例えば、首都マナグアにある日本国大使館の住所は:
ボローニャ地区のスペイン公園から下へ1ブロック、湖側へ1ブロック
といった具合。
ある地元のスーパーマーケットは:
マサヤ高速道路4.5キロメートル、ビクトリア公園の反対側角
と、こんな感じです。
つまり、宅配サービスを受ける側の説明能力が試される場合もある、ということになりますね。
一般の家庭では、
セブンイレブンを左に入って、100メートル過ぎたところにある赤い家から右に5件目の黒い旗が立っている家
などのように具体的に教えてくれないと、とてもたどり着けません。
まあ、ニカラグアの人達はこの状況を楽しんでいるようですので、これでいいのでしょうね、きっと。
https://vianica.com/sp/nicaragua/informacion-practica/14-direcciones.html