-ニカラグア人は何故、不当に高い電気料金を払わされているのか?

ニカラグア経済社会開発財団(Funides)は、ニカラグア人が非常に高い電気料金を支払っていると主張している。

この財団(Funides)の調査によると、ニカラグアは中米各国とのエネルギー価格競争に敗れて不利な立場に追い込まれているということです。

ここ数年、ダニエル・オルテガ政権はエネルギー送電会社Disnorte-Dissurの非効率性によって生じたマイナス分を請求書を通して利用者に12パーセントも負担させていましたが、それが現在はさらに増えて14%にも跳ね上がっています。

“ニカラグアの電力市場、診断と提言”という研究によると2018年までは、送電におけるエネルギーロスは19.7%でしたが、中米地域の平均が13.4%でした。

19.7%の損失のうち、14%を利用者が負担し、会社が負担するのは5.7%のみとなっています。つまりこの会社の不手際のツケを利用者が14%分も払わされていることになるのです。実際に昨年は電気料金が約20%も値上がりしたにもかかわらず、送電会社もニカラグアエネルギー協会(INE)もこの件に関しては何の説明もありませんでした。

 

ニカラグア経済社会開発財団(Funides):
“2016年以降、過去3年間は値上げの傾向にあり、良くなっているとは言えますが、同時に2019年には18.4%の値上げがあったことを忘れてはいけません。その大部分を利用者が払わされているのです。さらに、地域格差を調査したところ、ニカラグアは中米においてホンジュラスのついで2番目に送電損失が多い国でした。”

ニカラグア経済社会開発財団は、このままでは利用者は最大70%まで送電会社の損失を払わされることになる可能性があると警告しています。

ウンボルト・センターの経済学者ハビエル・メヒア氏によると、ニカラグアの送電の主な問題は一社の独占状態にあるということです。中米の他の国では数社の送電会社があり、技術・価格競争があります。

 

経済学者ハビエル・メヒア氏:
“例えば、エルサルバドルには送電会社が4社あり、グアテマラも同様です。それにより、各社のケーブルに対する負担が少なくて済み、地域間の送電時のエネルギーロスが少なくなるからです。そして、ニカラグアのように一社が独占で長い地域をカバーし、管理するよりも、小規模なネットワークを管理するほうがはるかに効率的なのです。”

また、このレポートでは、ニカラグアの送電コストが中米地域で一番高いことを示しています。2019年までは、ニカラグアの送電会社Disnorte-Dissurは1メガワット当たり年間116ドル払っていましたが、ホンジュラスが109ドル、エルサルバドルが98ドルでした。

これはニカラグアの消費者が送電ロスのコストまで払わされていることを示していて、中米で一番サービス料金が高いことになります。

 

経済学者ハビエル・メヒア氏:
“送電が独占されている時には価格競争がないので、料金は勝手に決められ、マーケットの競争価格などありません。これがニカラグアの消費者が多くを支払わされている理由です。”

参考記事: -米国、ついにニカラグアのオルテガ大統領一族の”マネーロンダリング”と”汚職”の制裁を開始: 資産凍結など、、、

https://www.laprensa.com.ni/2020/07/23/economia/2700081-funides-explica-por-que-los-nicaraguenses-estan-pagando-una-tarifa-electrica-muy-cara