Top Ten semanal de Trinchera de la Noticia (XXXIV)
1.- ニカラグア民間企業評議会(COSEP)選挙の結果:
民間企業評議会(COSEP)は1972年に結成された民間企業を保護するための組織で、いくつかの商工会議所を束ねています。
先日、会長選挙が行なわれて、現職であったホセ・アダン・アゲリが立候補を辞退したため、規定に従い22票中14票を得たマイケル・ヒーリーが新会長に選出されました。
サンディニスタが民間企業評議会を牛耳ろうとして送り込んだ候補者マリオ・ハノンは8票に留まりました。
参考記事: 7.COSEP(民間企業評議会)内の政府対反政府の戦い:
https://chicaragua.com/nica-top10-news-part3-of-3-94/
2. ニカラグア民間企業評議会(COSEP)は反政府組織アリアンサ・シビカを脱退:
民間企業評議会(COSEP)が反政府野党連合を組織しているアリアンサ・シビカを脱退しました。理由は、反政府活動への参加が民間企業評議会の規定に違反している、とサンディニスタ政権に脅されたからでした。とはいえ、民間企業評議会の各幹部は引き続き個人的に反政府組織アリアンサ・シビカへの参加を表明しています。
3. オルテガ政府の医療関係者へのスパイ行為:
ニカラグア医療ユニット(UMN)によると、政府はコロナウィルスに関する”本当の”数字が外部に漏れないように、政府系医療関係者をスパイしていると糾弾しています。医療関係者たちは職場や自宅を監視され、車を捜索され、電話が盗聴され、尾行されているそうです。これは“政治的弾圧”であり、“行き過ぎた警戒態勢”です。
4. 政府による偽のコロナウィルス情報:
参考記事: -チリ/ニカラグアのコロナウイルス感染状況、9月12日
https://chicaragua.com/chile-nica-corona-sept-12/
政府は10月までにコロナ禍を終息させるという実行性の低い”シナリオ”を作成し、コロナ騒ぎを抑えようと画策しています。今週は4人がコロナウィルスで亡くなったという根拠のはっきりしない報告しています(トータル144人死亡、感染者4818人)。市民監視団体の報告によると、コロナウィルスによる死者は2,699人、感染者は10,121人となっています。
5. 警察のサンディニスタ(共産)化が絶賛加速中:
ニカラグア警察はさらにダニエル・オルテガの影響を受けていて、益々”サンディニスタ的(共産主義的)に”なっています。
フランシスコ・ディアス警視総監の指導により、4月から警察はサンディニスタの“圧政の右腕”と成り下がっています。警察隊としての”自主性”も”正当性”も放棄してしまったようです。
参考記事: -ニカラグアは国民が安全に暮らせない国から抜け出せなくなってしまったのか?
https://chicaragua.com/nica-inseguridad-ciudadana-de-todo-pais/
6. 反政府組織は地下へ潜るしかない:
現在、反政府組織は地下活動を余儀なくされています。今週も抗議行動によって少なくとも4人が逮捕されています。反政府的メッセージを掲示し、アドルフ・ヒトラーの口ひげをつけたオルテガ大統領を描いたことが犯罪とみなされました。
7. 良心の法廷の公聴会:
オスカー・アリアス元コスタリカ大統領のアリアス財団は、2018年4月に始まった抗議行動に関連してニカラグアで抗議者に対して行われた性犯罪や拷問を含む人道に対する犯罪に関する訴えを集めた良心の法廷の公聴会を終了しました。アリアス元コスタリカ大統領は月曜日、彼らはサンディニスタによる攻撃の犠牲者であると糾弾しました。
8. 税金を利用した嫌がらせ:
サンディニスタ政府を公然と批判する経営者やビジネスマンたちに対して、政府による”税金テロ”が行なわれています。サンディニスタ政権は支配下にある市役所や税務署を動かして反対する者たちに追加の税金を課すことにより、圧力をかけて脅しています。
参考記事: -ニカラグアの会計検査院と警察がカモアパ市役所を襲撃: 政権党が野党を迫害しているのか?
https://chicaragua.com/nica-toma-de-oficina-54/
9. 落雷による死者多数:
参考記事: -ニカラグア、再び全国的な大雨による落雷と洪水に襲われる: 相変わらず事前の対策無し
https://chicaragua.com/nica-inunda-rayos-resultados-negativos/
3日間のうちに4人が落雷のために死亡しました。今年に入ってニカラグアで落雷のために死亡したのは10人となりました。昨年は9人でした。
10. 怪しいワクチン開発の戦い:
参考記事: 6.- 認証されていないロシアのワクチンを使用するとフライング発表してしまう:
https://chicaragua.com/nica-top10-news-aug-19-2020/
AstraZeneca社のワクチン開発は失敗に終わりました。それでも、他の2国(インド、ブラジル)は治験をあきらめていないようです。これにより、短期的にはワクチン開発への信頼性が下がりました。また、ロシアのワクチンは信頼されていませんが、メキシコに発送し始めました。