ニカラグア観光協会によると、すでにニカラグアの観光業を活性化させるための3段階のプランが準備されているという。→ あやしいなぁ、、、
観光客と旅行バブルを呼び込むために近隣国と連携するようです。→ コスタリカやホンジュラスは付き合ってくれるのかなぁ?
オルテガ政権のパンデミックへの対応があまりにもひどかったために海外諸国の信用を全て失ってしまったにもかかわらず、観光業活性化のために他国の協力をあてにしているようです。→ 観光協会の人達が悪いわけではないだろうけど、今更、そりゃ無理だろう、、、この“旅行バブル”っていうテーマもひどい。誰が考えたのだろう?
世界の観光業界に図々しく入れもらおうとしているのはわかるけど、パンデミックがどのような影響を観光業界にもたらすのかもはっきりしていないので、勇み足か。
突然、ニカラグア観光協会が発表した3段階のプランは: 国内レベルの観光促進、地域レベルの観光促進、世界レベルの観光促進、と書かれているだけだった。→ やっぱり中身がなかったかぁ、、、
ニカラグア観光協会会長:
“私達には段階ごとのプランがある。第一には国内観光、それは今年2020年。その後、2021年から2022年までは中米地域の観光客をニカラグアに呼び込むこと。そして、2022年以降は世界的観光”
民間企業には観光ルートから外す可能性を告げられているニカラグアです。それは世界保健機構からパンデミック対応を酷評されているので、観光客に避けられても仕方がないですね。
似たような/もっと良い観光ポイントはお隣のコスタリカ、ホンジュラス、エルサルバドルにたくさんあるので、絶対にニカラグアでなければいけないというわけでもないのです。
ニカラグア国立観光会議所によると:
“幸いなことに、ニカラグアに来る観光客の70%は他の中米諸国を通してとなります”
2017年: 110万人(全体の7割)の観光客が他の中米諸国経由で訪れた
つまり、ニカラグアをお目当てに中米まで来る観光客はほとんどいなくて、コスタリカやパナマなどを訪れた後、ついでにニカラグアにも行ってみようか、ということなのでしょうね。
そうであれば、確かに、近隣国と連携する必要はあるでしょう。しかし、共産主義的独裁政権と仲良くしてくれる国はキューバかベネズエラくらいしかいないのも事実なので難しいでしょう。
国連世界観光機関(UNWTO)、今年の予想:
世界的な観光客の移動が60%から80%は減るだろうと予想しています。
ニカラグア観光協会:
“ニカラグアにおいては、明らかにこの世界的な現実から逃れることはできません。多くの企業が一時的閉鎖に追い込まれているのを見てきました。50%のオペレーションで何とかやっている会社もある状況です” → だからうまくいかなくても怒らないでね、とオルテガ大統領に言っているような、、、、やる前からあきらめていますねぇ、、、
航空会社も撤退している状況、反米政権、コロナ対応の失敗、盟友キューバ・ベネズエラの衰退、などを考えるとニカラグアは中米内で取り残されていきそうです。
過去記事: – 米国デルタ航空、ニカラグアから撤退、コロナウィルスの影響で、、、