-1000人近くのニカラグア人、米国から強制送還される

9月14日(月)、マイク・ポンペオ国務長官などに宛てた書簡の中で、複数の米国民主党上院議員はトランプ政権に対して、ニカラグア人など、自国からの逃亡を余儀なくされている人々の亡命を拒否する反移民政策をやめるよう要求しました。

 

米国民主党上院議員団:

“ベネズエラ、キューバ、ニカラグアなどの国からの難民や亡命希望者を追放し、危険にさらす現政権の政策は、自由と民主主義の象徴としての米国にしかできない役割を果たすべきなのに、人権無視に対して無神経であり、残酷であるというメッセージを送っていることになってしまいます。”

上院議員団によると、本年度米国は100人以上のベネズエラ人、1300人以上のキューバ人、1000人近くのニカラグア人をそれぞれの国に強制送還しましたが、そのほとんどは犯罪歴がなく、現在は自国内で政府からの報復に直面しているといいます。

 

米国民主党上院議員団:

“ベネズエラ人、キューバ人、ニカラグア人、その他の自国の残忍な政権から逃れてきた人々の保護を拒否し、さらなる苦悩を与えることが、米国の外交政策と人道政策に何の役に立つのか、私たちには理解できません。”

米国上院議員団はまた、トランプ政権が他国の独裁政権から脱出を余儀なくされた個人や家族を強制送還してきた事例を非難し、そのようなケースに対して強制送還を禁止している米国の法律に違反していると訴えています。

米国議員団は、これらの政策を直ちに廃止し、米国への亡命を求める権利を尊重することを求めています。

https://www.trincheraonline.com/2020/09/16/senadores-eeuu-denuncian-deportacion-de-refugiados-nicaraguenses/

-ニカラグアのトリンチェラ紙、トップ10ニュース: 9月12日付

Top Ten semanal de Trinchera de la Noticia (XXXIV)

1.- ニカラグア民間企業評議会(COSEP)選挙の結果:

民間企業評議会(COSEP)は1972年に結成された民間企業を保護するための組織で、いくつかの商工会議所を束ねています。
先日、会長選挙が行なわれて、現職であったホセ・アダン・アゲリが立候補を辞退したため、規定に従い22票中14票を得たマイケル・ヒーリーが新会長に選出されました。
サンディニスタが民間企業評議会を牛耳ろうとして送り込んだ候補者マリオ・ハノンは8票に留まりました。

参考記事: 7.COSEP(民間企業評議会)内の政府対反政府の戦い:
https://chicaragua.com/nica-top10-news-part3-of-3-94/

 

2. ニカラグア民間企業評議会(COSEP)は反政府組織アリアンサ・シビカを脱退:

民間企業評議会(COSEP)が反政府野党連合を組織しているアリアンサ・シビカを脱退しました。理由は、反政府活動への参加が民間企業評議会の規定に違反している、とサンディニスタ政権に脅されたからでした。とはいえ、民間企業評議会の各幹部は引き続き個人的に反政府組織アリアンサ・シビカへの参加を表明しています。

 

3. オルテガ政府の医療関係者へのスパイ行為:

ニカラグア医療ユニット(UMN)によると、政府はコロナウィルスに関する”本当の”数字が外部に漏れないように、政府系医療関係者をスパイしていると糾弾しています。医療関係者たちは職場や自宅を監視され、車を捜索され、電話が盗聴され、尾行されているそうです。これは“政治的弾圧”であり、“行き過ぎた警戒態勢”です。

 

4. 政府による偽のコロナウィルス情報:

参考記事: -チリ/ニカラグアのコロナウイルス感染状況、9月12日
https://chicaragua.com/chile-nica-corona-sept-12/

政府は10月までにコロナ禍を終息させるという実行性の低い”シナリオ”を作成し、コロナ騒ぎを抑えようと画策しています。今週は4人がコロナウィルスで亡くなったという根拠のはっきりしない報告しています(トータル144人死亡、感染者4818人)。市民監視団体の報告によると、コロナウィルスによる死者は2,699人、感染者は10,121人となっています。

 

5. 警察のサンディニスタ(共産)化が絶賛加速中:

ニカラグア警察はさらにダニエル・オルテガの影響を受けていて、益々”サンディニスタ的(共産主義的)に”なっています。
フランシスコ・ディアス警視総監の指導により、4月から警察はサンディニスタの“圧政の右腕”と成り下がっています。警察隊としての”自主性”も”正当性”も放棄してしまったようです。

参考記事: -ニカラグアは国民が安全に暮らせない国から抜け出せなくなってしまったのか?
https://chicaragua.com/nica-inseguridad-ciudadana-de-todo-pais/

 

6. 反政府組織は地下へ潜るしかない:

現在、反政府組織は地下活動を余儀なくされています。今週も抗議行動によって少なくとも4人が逮捕されています。反政府的メッセージを掲示し、アドルフ・ヒトラーの口ひげをつけたオルテガ大統領を描いたことが犯罪とみなされました。

 

7. 良心の法廷の公聴会:

オスカー・アリアス元コスタリカ大統領のアリアス財団は、2018年4月に始まった抗議行動に関連してニカラグアで抗議者に対して行われた性犯罪や拷問を含む人道に対する犯罪に関する訴えを集めた良心の法廷の公聴会を終了しました。アリアス元コスタリカ大統領は月曜日、彼らはサンディニスタによる攻撃の犠牲者であると糾弾しました。

 

8. 税金を利用した嫌がらせ:

サンディニスタ政府を公然と批判する経営者やビジネスマンたちに対して、政府による”税金テロ”が行なわれています。サンディニスタ政権は支配下にある市役所や税務署を動かして反対する者たちに追加の税金を課すことにより、圧力をかけて脅しています。

参考記事: -ニカラグアの会計検査院と警察がカモアパ市役所を襲撃: 政権党が野党を迫害しているのか?
https://chicaragua.com/nica-toma-de-oficina-54/

 

9. 落雷による死者多数:

参考記事: -ニカラグア、再び全国的な大雨による落雷と洪水に襲われる: 相変わらず事前の対策無し
https://chicaragua.com/nica-inunda-rayos-resultados-negativos/

3日間のうちに4人が落雷のために死亡しました。今年に入ってニカラグアで落雷のために死亡したのは10人となりました。昨年は9人でした。

 

10. 怪しいワクチン開発の戦い:

参考記事: 6.- 認証されていないロシアのワクチンを使用するとフライング発表してしまう:
https://chicaragua.com/nica-top10-news-aug-19-2020/

AstraZeneca社のワクチン開発は失敗に終わりました。それでも、他の2国(インド、ブラジル)は治験をあきらめていないようです。これにより、短期的にはワクチン開発への信頼性が下がりました。また、ロシアのワクチンは信頼されていませんが、メキシコに発送し始めました。

-チリの国立動物園、入場者制限しながら9月末に再開へ

サンクリストバルの丘に面しているチリの首都サンティアゴの国立公園はメトロポリタン公園内にあります。この動物園はコロナ禍による長期閉園後9月29日から再オープンする予定ですが、衛生面と安全を考慮した入場制限があり、定員590人と設定されています。

住宅省の発表によると、9月29日の再オープン後、開園時間は火曜日から金曜日までの、午前11時から午後5時までとなっています。

 

フェリペ・ワード住宅都市開発大臣:
住宅都市開発省としては、市民がオープンスペースを享受する必要性をサポートしたいと思っています。今後も、随時、公共施設を提供していきます。今回は、国立動物園の再オープンになりますが、他の動物園が、この再オープンの方法を見て参考にし、早期の開園を検討していただきたいと思っております。”

 

メトロポリタン国立公園マルティン・アンドラデ園長:
パルケ・メトロポリターノは“政府の指示に従い、営業再開してから約1か月になります。街へのアクセスと交通機関の確保から始めて、日本庭園などを開園しました。今回は、動物園を再オープンすることができました。市民の皆さんが家族で訪れることのできる施設を順次オープンしていきたいと考えています。”

 

国立動物園アレハンドラ・モンタルバ園長:
お客さんと職員の衛生面の安全を確保するための準備はできています。さらに、コロナウィルスが人から動物に感染する例もありますので、そのための対策も怠らないようにしています。”

 

開園にあたっての対策:

ホームページからの予約制。入場者データ入力後、日時指定。

– 入場をアプリ“JuntosDeNuevo”で確認

– 最大入園者数590人、通常の35%(100%=1,680人)

– 開園時間は火曜から金曜の11時から17時まで。子供も高齢者も入場可能

グループの最大人数は4名まで。お互いの距離を最低1メートルは確保。各グループ間では物理的距離2メートルを確保すること。

– 入園中のマスクの使用を義務化

http://www.lanacion.cl/zoologico-nacional-reabrira-a-fines-de-septiembre-con-aforo-reducido/

 

ー全米オープン、ドミニク・ティエムが優勝: コーチはチリ人ニコラス・マスー

Thiem

今年の全米オープン男子は、オーストリア人ドミニク・ティエム(ATPランキング3位)が2セットを失ってからの巻き返しで初めてグランドスラムを制しました。彼のコーチはチリ人で2004年のアテネオリンピックで単複両方の金メダルを獲得したニコラス・マスーです。今回も無観客試合となりましたが、コーチ陣はスタンドにいて時々テレビにも映っていましたので、試合を観る機会がありましたら、マス―を探してみて下さいバンピロ(バンパイヤ)というニックネームの通り吸血鬼ドラキュラのような顔つきですのでわかりやすいのではないかと、、、

参考記事: -現在、USオープン準々決勝を戦っているドミニク・シエムはチリのテニス・プレーヤー、ニコラス・マスーの弟子

Massu

2-6、4-6と2セットを取られてからの3連続セット奪取6-4、6-3、7-6しかも最後のセットはタイブレークまでもつれ込んだので、コーチであるマスーもかなり心配そうでした。
チリメディアはどれもコーチであるマスーがティエムを勝たせたという論調になっていますが、それが気に入らないアルゼンチン人のコメントには以下のようなものが多いです。

”チリ人最初のグランドスラムをティエムが獲ってよかったね~。あれっ、チリ人じゃないの? じゃ、何で喜んでるの?”
”マスーってティエムのチームで何かやってんの? まさか、コーチじゃないよね?”
”ティエムが弟子だってよ”
”ジョコビッチがいないから勝ったんでしょう?”

Fuente: Emol.com – https://www.emol.com/noticias/Deportes/2020/09/13/997845/Thiem-US-Open-Massu.html

-チリ/ニカラグアのコロナウイルス感染状況、9月12日

チリ:

1,860人:  一日の感染者数。1,304人が症状あり、509人が症状なし。

430,535人:  感染者数の総計。15,621人が現在も治療中。403,064人が快復済み。

69人: 一日の死者数

11,850人:  コロナウイルスによる死者の合計数。

現在、918人が入院中で、重篤患者は120人。人工呼吸器を使用している患者は675人。

PCR検査を受けた人: 一日で34,082人。合計で2,753,769人。

ニカラグア:

ニカラグアの場合、更新頻度も低いし、政府の報告内容自体があまり信用できないので、あくまでも参考です。

まだ市民団体のサイトのほうが信頼されています。

ニカラグア保健省のサイト: http://www.minsa.gob.ni/ 引き続きアクセス不能

4,818人:  総感染者数, 1,761人が現在も治療中。

2,913人: 快復した人の数

144人:  コロナウイルスによる死者

https://www.worldometers.info/coronavirus/country/nicaragua/

ニカラグア市民団体の調査によると: 9月2日現在 https://observatorioni.org/

総感染者数10,121人、死者数2,699人

参考記事: -チリ/ニカラグアのコロナウイルス感染状況、9月3日